水道事業におけるアセットマネジメントとは、「水道ビジョンに掲げた持続可能な水道事業を実現するために、中長期的な視点に立ち、水道施設のライフサイクル全体にわたって効率的かつ効果的に水道施設を管理運営する体系化された実践活動」をさすものです。
A市の水道事業は、昭和49年の創設以来、変化する水需要に合わせ2回に及ぶ変更を重ね、現在は平成20年に認可を受けた第2回変更事業（計画給水人口7,000人、計画一日最大給水量2,825㎥/日）にて今日に至り、平成27年度末の実績は、給水人口5,610人、一日最大給水量1,920㎥/日となっています。
本業務は、アセットマネジメント手法の導入により、配水場、ポンプ場等の水道施設及び管路の資産状況を整理評価し、A市水道事業全般（計画給水人口7,000人、計画一日最大給水量2,825㎥）における更新計画を作成しました。併せて、A市のA市水道事業給水区域外において産業集積ゾーン計画が策定され当該地域を給水区域とするため、A市水道事業の給水区域を拡張する必要が生じました。そのため、産業集積ゾーンの計画諸元（給水区域、給水計画人口及び給水量）を定め、水道事業変更認可申請を行いました。

（平成29年3月）