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計画
小和瀬発電所 大規模改良実施設計
秋田県業務内容
既設小和瀬発電所は、最大出力8,800kW、最大使用水量5.00m3/s、有効落差210.54mの水路式(流れ込み式)発電所であり、1961年の竣工から55年以上が経過し設備の更新時期を迎えていました。「環境性」、「安定性」を備えた純国産エネルギーである水力発電の有効活用・延命化が望まれる中、本業務は既設水車発電機、変電設備、土木設備等を総合的に改良し、高効率化による出力増、省力化及び長寿命化を図るための実施設計を行ったものです。
水車形式は既設同様に縦軸単流フランシス水車を採用し、最新機器を導入することで出力ならびに発電電力量の増加を図りました。また水車発電機取替に伴う機器基礎設計においては、水車ケーシングおよびドラフトチューブまわりの複雑な形状部分の設計に3次元CSDを導入。構造図や配筋図等を3次元で作図することで、視覚的にわかりやすい資料として発電事業者との協議用資料に活用したほか、数量算出作業の効率化に役立てました。
(平成30年3月)
業務キーワード
水力発電所/リプレイス/高効率化