空間情報処理
空間・地形情報の取得・調査・解析・図化データを提供します
空間情報処理分野では、主にICT機器を活用し、空、陸、地中等あらゆる場面で空間情報を取得しています。これにより今までの調査手法では時間を要した森林、建物内等の測量を短時間かつ高精度で対応可能となりました。また、業務・運営の一元管理を目的としたシステム開発により、既存資料、ICT機器から得られる成果、GISデータを格納したソフトウェアを提供致します。
業務分野
航空写真測量
航空写真測量では、発注者様のニーズに応じた数値地形図(レベル500~5,000)を作成する技術と機器そして多数の実績を有しています。作成した地形図の主な用途は調査・計画・設計・施工・維持管理などの多方面に利活用されています。また、ICT機器との併用により、高精度な地図の作成で都市施設の更新や自然災害の軽減にも貢献しています。
台帳作成
道路台帳、橋梁・トンネル台帳のほか、道路付属物、法面、擁壁、地下埋設部等の各種施設や設備台帳を作成しています。また自治体様の道路台帳は、MMSを活用して新規図化、修正、を実施しています。特に高速道路の施設台帳は、MMS計測で取得した写真を活用して施設台帳を作成しています。
路面性状調査
路面性状調査とは、路面性状自動測定装置の性能確認試験(一般財団法人土木研究センターにて実施)に合格した測定機器により、舗装のひび割れ・わだち掘れ・平坦性及びパッチング箇所数を調査し、そのデータを基に道路の現状を把握する調査です。空間情報分野ではMMSを使用した調査を行っており、判定結果が地図上で確認できます。2017年に導入したLCMS搭載型MMSでは、ひびわれやわだち、IRI等を自動処理で判定することが可能です。
点群解析処理
空間情報処理分野では2011年にMMSを導入しました。2018年現在、固定式や移動式、SLAM式など様々なLIDARシステムを運用しており、それぞれのシステムに合わせた点群データの生成および点群データを活用するための処理を行っています。
GIS・データベース
図面が紙ベースのものであれば、スキャニングを行った上で座標付けを行い、各種データをなぞることで電子化作業を行います。それぞれの図形に対しての属性データやファイル等を入力整理することによって、地理空間情報のデータとして整理します。空中写真のようなデータも取り込むことで、各種データを重ね合わせ、分析等を行うこともできます。またデータを統計的に活用するために、データベースの入力整理も行います。
システム開発
ストックサイクルの中で、点検記録から修繕計画や予算調整までを含めた維持管理のための保全計画システムを開発しております。道路・下水道・上水道・港湾といった各施設への対応を行っております。また職員様の負担軽減を実現する窓口システムでは課金への対応も行っており、顧客に合わせたカスタマイズによって、細やかな機能性や操作性を実現します。ICT機器の活用の中で、三次元データのビューワ作成や三次元解析処理プログラムの作成も行っております。