下水道
時代が求める新しい下水道事業に取組み、人々の快適な暮らしを守る
新たな下水道を作り出す整備計画をはじめ、近年、問題となっている施設の老朽化対策としての改築事業、ゲリラ豪雨や地震など自然災害から人々の安全を守るための浸水対策事業や地震対策事業、下水道運営を維持向上させるための経営戦略事業や官民連携事業、さらには下水道資源の有効活用として、下水道エネルギー事業に携わっています。
業務分野
下水道計画
浸水エリアの解消、未普及地域の対策、少子高齢化などめまぐるしく変化する社会環境により、下水道事業が抱える問題は後を絶ちません。これらの問題を解決し、持続可能な下水道を考え、下水道が果たすべき役割を効率よく効果的に発揮できるように、基本構想から事業計画までお手伝いいたします。
管きょ実施設計
当社は設立以来、下水道管渠の実施設計に取り組んでおり、開削工法、推進工法、シールド工法などあらゆる工法の設計実績が豊富にあります。これまでの経験を基に地域の条件に合わせた実施計画を行います。
ストックマネジメント計画
全国に埋設されている下水道管きょの延長は約47万kmにのぼり、施設のストックは増大しています。また、近年、管路施設の老朽化等に起因した道路陥没事故が年間約3300か所程度発生しています。これらの状況を改善するため、計画的な維持管理計画を策定し、下水道機能の確保とライフサイクルコストの低減を図るための計画策定を行っています。
浸水対策事業
近年、地球温暖化による気象変動等の影響により、時間雨量50mmを越える集中豪雨が増加しおり、浸水被害が頻繁に発生しています。雨水整備を進める場合、有効な効果を得るためには費用と時間がかかります。浸水被害の最小化を図るため、現況の排水施設の問題点を抽出し、既存施設を生かした最も投資効果のある整備計画を提案いたします。
地震対策計画
兵庫県南部地震を境に耐震設計基準が見直され、下水道の耐震化が進められていますが、それ以前の施設の耐震化は十分に進んでいません。耐震診断を行い、重要度に合わせた防災対策計画や被災した場合でも最小限の機能を確保する減災対策計画など、豊富な経験と実績から地震に強い下水道構造物の計画・補強方法等を提案いたします。
企業会計移行業務
近年、下水道事業は建設段階から維持管理段階への移行期、ならびに施設の更新期を迎える自治体が増加しており、下水道サービスを将来にわたって安定的に提供していくためには、経営健全化に向けた取り組みが求められています。まずは、固定資産情報および財務諸表の分析かつ対策を実施から始めましょう。そうすることにより、経営の健全化への第一歩が始まります。私たちは、その初めの第一歩を踏み出すお手伝いをいたします。
経営戦略・包括民営化
近年、厳しい財政状況にある中、既存ストックの管理費用や改築更新費用の増加、人口減少による下水道使用料の減収等が見込まれています。今後、快適な住民生活等を支える下水道サービスを持続的に提供するためには、下水道経営の現状を分析し、施設の耐用年数を考慮した長期的な視点で収支のバランスを評価。それらの結果をふまえ、取り組むべき躯体的な方策をご提案いたします。
ポンプ場・下水処理場のプランニング
ポンプ場・下水処理場のプランニングは、既存の施設・設備の機能を長寿命化させるためのストックマネジメント計画、大規模地震で構造物が倒壊しないための耐震診断・補強設計、老朽化した施設・設備(土木・建築・機械・電気)を改築するための基本・詳細設計を行っています。